ダウンの品質を知るヒントとなるのが、封入されている素材の比率とフィルパワー。それぞれの数字が何を表すのか、チェックしていきましょう。
チェック1
ダウンジャケットの中身は主に、「ダウン」と「フェザー」で構成されています。ダウンは水鳥の胸の部分に生えているわた羽のこと。芯がなく、放射状に広がる綿毛が空気を多く含む構造になっています。フェザーは水鳥の翼部分など体を覆う羽根。こちらは芯があり、弾力性があり型崩れしにくいという特性があります。フェザーはさらにスモール(小)フェザーとラージ(大)フェザーに分けることができ、前者のほうが品質的に優れているとされています。
どちらも同じ鳥から取れる羽毛ではありますが、ダウンのほうが軽く、空気を内包しやすいという特性があります。そのため、ダウンジャケットを選ぶ際は、素材の割合をチェックすることが先決。一般的には、ダウン70~90%、フェザー10~30%の割合がよいとされており、ダウンの割合が多いほど保温効果が高くなります。
チェック2
フィルパワーとは、羽毛のかさ高を示す単位。羽毛1オンス(28.4g)当たりの膨らみ度合いを立方インチ(2.54cm立方)で示します。フィルパワーの値が大きいほど良質であるとされています。以下の評価基準を目安に参考に選んでみましょう。一般的に700フィルパワー以上あると、上質だとされています。
注意したいのが「フィルパワーが高いダウンウェア=保温性が高い」とは限らないということ。カナダグース レディース 店舗数値による差で異なるのは重量です。フィルパワーが高いと少量のダウンで軽量なウェアを作れる一方、フィルパワーの数値が低い場合は大量のダウンが必要となるため必然的に重くなります。
「軽くて暖かいダウンが欲しいので、フィルパワーが高めのモノを選ぼう」「ちょっと重くても問題なし。低めのフィルパワーでもたっぷりとダウンが入っているモノにしよう」など、選ぶ際の参考知識として覚えておくと便利です。